北条ほうじょう千鶴ちづるは戦いたい。
先の戦争の折、セレディアの敵は縦横無尽に戦場を駆けるその赤い髪を目にしただけで震え上がった。それほど時は経っていないのに、本人にとってはまるで遠い過去のよう。
”タイクツ”な平和を守るべき将軍は、今日も今日とて酒場でくだをまいている。